STARS初の頂点目指す 小学生バレー全国大会

優勝を目指すSTARSの皆さん
優勝を目指すSTARSの皆さん

海南市の小学生バレーボールチームのSTARS(西村崇司監督)は、6月15、16日に橋本市の和歌山県立橋本体育館で行われた、「第44回全日本バレーボール小学生大会」の県大会の男女混合で2大会連続の優勝を決め、8月6日から東京体育館(東京都渋谷区)などで行われる全国大会に出場する。主将の6年、中道杏南さんは「いつもの練習通り、集中して大きな声を出して頑張りたい。目指すは全国制覇」と意気込む。

小学生バレーボールは、男子、女子、混合チームがある。6人制で先に21点(最低2点リード)を取ったチームが勝ちとなる。ネットの高さは2㍍、ポジションの位置固定はなく自由に動いてプレーすることができる。

優勝したSTARSは、6年生の男子2人と女子4人の混合チーム。全国大会にも同じメンバーで挑む。

県大会は、県内各地方から13チームが出場。オーバーカットからの速い攻撃を武器に、日方との初戦、南部との準決勝と勝ち進み、決勝は和歌浦と対戦。21対3、21対8とストレート勝ちを収め、全国への切符を手にした。

同チームが武器とするオーバーカットは、相手のサーブをアンダーで受けず、頭の前で受けるもの。アンダーで受けるよりセッターへの到着が速く、よりスピーディーに攻撃できる。土居久起総監督(65)は「難しい技であり失敗のリスクは大きいが、はまったら決まりやすい」と話す。全国大会までに完成度を上げるため、バスケットボールを使うなど重点的に練習を重ねている。

全国大会は49チームが出場する。予選は8グループに分かれ、1グループ6チームで戦う。

STARSは全員が、ジャンピングサーブが打てるというサーブ力がチームの持ち味。エースアタッカーの田中李空選手は、縦カーブや横カーブがかかるサーブも打つことができる。

攻撃は、どの位置からでも打てる田中選手と、松元いろは選手を中心に展開する。身長160㌢級の選手も多く、ブロックも強み。西村監督(51)は「過去ベスト16が最高の成績。STARSはことし創設20年目。優勝を狙える位置にいる。日本一を目指す」と意気込む。


STARSのメンバーは次の皆さん。

西村崇司(監督)、土居久起(総監督)、岡本真由美(マネジャー)、中道杏南、松元いろは、森祭莉、田中李空、岩橋凛、岩本妃茉莉、淺野莉乃、小上華穂、武輪芽依、中西優、田中心、北岡樹