採れたては格別 トウモロコシ収穫体験

トウモロコシを収穫する参加者
トウモロコシを収穫する参加者

JAわかやまの食農応援隊「やろう会」(芝正義会長)が育てたトウモロコシを収穫体験するイベント「親子トウモロコシ収穫体験」が30日、和歌山市栗栖のJAわかやま中央営農センター近くの農地で開かれ、参加した親子は収穫や試食を楽しんだ。

食農応援隊として活動する男性サークル「わかやま農業協同組合やろう会」が主催。子どもたちに食農の大切さを知ってもらいたいと開き、今回で9回目。

8㌃ほどの広さにことし5月末と6月初めに、約3000本のトウモロコシ「おおもの」の種をまいた。

2㍍ほどに成長した軸に2~3本のトウモロコシが実をつけた。芝会長は「後半は雨が降らずやや小ぶりだが、見た目も美しく糖度は18度ほどで甘い」と話す。

体験は、1部と2部に分けて市内の親子約130組が参加。トウモロコシの採り方を聞いた後、自分たちよりも背の高いトウモロコシ畑に入り、葉をかき分けながらトウモロコシをもぎ取った。

参加した濱井亮輔さん(44)、壱太郎さん(10)親子は3度目の参加。前回の収穫体験をきっかけに、採れたてのおいしさに感動し、農園を借りて家族で野菜を育てたという。

亮輔さんは「採れたてを味わうと、他のはもう食べられないほど。恵みに感謝したい」、壱太郎さんは「たくさん採れた。帰ってすぐに食べたい」と笑顔だった。

芝会長(76)は「みんな喜んで楽しそうだった。トウモロコシは採れたてが一番おいしい。地元で収穫される野菜をもっと知ってもらえたら」と話した。