1年間の成果が凝縮 華水会が水墨・墨彩画展

水墨、墨彩画が並ぶ作品展
水墨、墨彩画が並ぶ作品展

水墨画と墨彩画を描いている華水会(小川華瓣会長)の第39回作品展が4日まで、和歌山市七番丁の和歌山城ホール展示室で開かれている。同会員34人が風景や人物などをモチーフに描いた作品の軸、額、色紙を展示し、来場者を魅了している。

吉村臾志子さんは、生い茂る草木の中にそびえ立つ山形県山形市の宝珠山立石寺を描いた「立石寺」を出品。辰馬一博さんは、目の見えない河童が象の一部だけを触って感想を語り合うというインド発祥の寓話「群盲象を評す」を表現した「暗中摸索」、林史枝さんは葉桜の下にあるベンチに座る夫婦に、葉の隙間から洩れた光が照らす「木洩れ日」などを並べている。

林さんは「年1回の作品展のために、一人ひとりが練習を重ねた。1年間の成果をぜひ見に来てください」と話した。

午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。問い合わせは同会(℡090・3679・0307)。