卑劣な犯罪撲滅へ セコムと県警が詐欺防止啓発

駅の利用者に啓発品を手渡して呼びかけた
駅の利用者に啓発品を手渡して呼びかけた

セコム㈱和歌山統轄支社(安木康統轄支社長)、県警本部生活安全企画課、和歌山東署は9月27日、和歌山市のJR和歌山駅前西口でSNS型投資・ロマンス詐欺被害防止を呼びかける街頭啓発を行った。

社会の安全を担う警備会社の同社と県警が協力し、特殊詐欺被害の撲滅を目指そうと実施。約10人が、同社が作成したチラシ1万枚などの啓発品を駅利用者に配布した。

同社と県警は2021年3月2日に「特殊詐欺被害の根絶に関する協定」を締結。被害防止のため、顧客に対し防犯指導などを実施している。同課の岡山貴美憲犯罪抑止対策官は「今後さらに地域の企業と連携しなければならない」と民間企業との協力の必要性を訴えた。

安木統轄支社長は「特殊詐欺は闇バイトをはじめ犯罪者の入り口にもなっている。被害者の人生を壊す卑劣な犯罪を根絶しなければならない」と話した。