地球の未来を守りたい 川永小5年が「緑の募金」
和歌山市楠本の川永小学校5年2組の26人は12日、同市川辺のショッピングモールで「緑の募金」への協力を呼びかけた。
児童らは4月から「米作り」をテーマに、もみまきして苗を育て、田植え、稲刈りなどを体験。おいしい米作りのために、田の土の状態を調べる中で気温の重要性を知り、自分たちも地球温暖化防止に取り組みたいと、県緑化推進会が実施する「緑の募金」への協力を決めた。
児童らは手作りの募金箱を手に、「緑の募金お願いします」と大きな声で呼びかけ、募金した人に花の種などを手渡した。
中阪柚希さんは「木がたくさん植えられ、二酸化炭素を吸ってくれて温暖化が和らいだらいい」、奥蒼一郎さんは「ニコニコとうれしそうに募金してくれる人もいて、こっちもうれしい。心が温かくなる」と笑顔。担任の落合惇希教諭(31)は「子どもたちの団結力を感じた。一つの物事を成し遂げる大切さ、やりたい気持ちを大切にしてもらいたい」と話した。
募金した同市の女性は「子どもたちが一生懸命やっているので、胸が熱くなり応援したくなる」と話した。