県内3高校に教材寄贈 日本自動車教育振興財団

贈呈式の参加者ら
贈呈式の参加者ら

自動車技術教育に活用してもらおうと、公益財団法人日本自動車教育振興財団は、和歌山県立和歌山工業高校など県内三つの高校に自動車技術教育用の教材を贈呈した。

同財団は、自動車技術教育を行う全国の高校に教材を提供しており、本年度は全国130校に寄贈。

同財団の地域での活動は、各都道府県の自動車販売店協会、自動車整備振興会、軽自動車協会、日本自動車連盟(JAF)支部、日本損害保険協会支部の5団体で構成する「自動車教育推進協議会」が協力して実施する。教材提供の他、自動車に関する出前授業や、教員対象の研修会、学習のための70以上の動画サイト公開など、全て無料で行っている。

12日に和歌山市西浜の同校で贈呈式が行われ、同財団の山本実部長、県自動車販売協会の新古広光専務理事、同校の藤田勝範校長や寄贈を受けた箕島高校と田辺工業高校の教諭らが出席した。

和歌山工業高校には、分解組み立て用電子制御エンジン660㏄4台などが贈られ、機械科の実習などに活用される。

贈呈式で新古専務理事が「今後、環境やエネルギーは大きく変化していく。より一層効果的に活用していただければ」とあいさつした。

3校を代表して藤田校長が「未来の社会を支える生徒らの興味関心、課題解決力の向上のため、大切に使わせていただきます」と感謝を伝えた。