詐欺被害「明日はわが身」 杉良太郎さん呼びかけ

警察庁の特別防犯対策監を委嘱されている杉良太郎さんが13日、和歌山県の海南署を訪問。特殊詐欺防止対策について橋本諭署長らと意見交換を行い、県民へ注意を呼びかけた。
県内の警察署を訪れるのは海南署が初で、全国では80署目となる。
杉さんは、2018年11月に国家公安委員会委員長から特別防犯対策監を委嘱され、23年までに47都道府県警察本部を訪問。署長をはじめ、犯罪抑止や事件捜査をする担当職員らの現場の声を聞き、現場の困り事などの解消に向けて動き、署員を激励するなど活動している。
この日、同署を訪れた杉さんは、橋本署長から被害の発生件数や防犯指導や啓発などの取り組みを聞き、増加する特殊詐欺被害の防止対策について意見交換をした後、署員らを激励した。
特殊詐欺やロマンス詐欺などを合わせた、ことしの県内の特殊詐欺被害は11月末現在、概算で240件約14億円。そのうち、海南署は9件約2億3千万円の被害となっている。
懇談を終え、杉さんは「手口が分かっていてもだまされるのが特殊詐欺。阻止するために知らない番号には出ないとかナンバーディスプレーを活用して財産を守ってほしい。明日はわが身。詐欺は自分にも降りかかるものだと、一人ひとりが意識を高く持って」と県民へ呼びかけた。また、「犯罪者は必ず警察が検挙する。特殊詐欺被害ゼロの署が出てくることを期待している」と今後の活動にも意欲をみせた。