新会長に有本さん NWわかやま軟式野球連盟

4代目会長に就任した有本さん㊧と大会実行委員長の浦野さん
4代目会長に就任した有本さん㊧と大会実行委員長の浦野さん

NW和歌山軟式野球連盟の4代目会長に有本翔一さん(29)が就任した。「みんなが喜び、楽しめる大会を運営したい」と言い、ことしで創設60年目を迎える連盟の「良い伝統を引き継ぎながら、参加チームのいろんな意見を聞いて新しい風を取り入れ、100年を目指していく」と意気込んでいる。

同連盟は、社会人が野球を楽しめる場として1966年に創設。現在は春、夏、秋季大会を企画し、各25チーム程度が熱戦を展開している。

2010年ごろには参加数が約10チームまで減少していたが、連盟が主体的に各チームの助っ人探しに取り組んだことや、NWを含む4リーグによる頂上決戦「和歌山シリーズ」を企画したことなどで、選手のモチベーションが高まり、再び参加チームが増加した。

有本さんはウォリアーズの代表としても2020年から連盟の大会に出場している。会長就任後は参加者の意見に寄り添うことを心がけており、打順9番以降の打者を認めたり、優勝チームの景品を野球用具にしたりと、参加者全員が楽しめる大会の運営に向けて柔軟に取り組んでいる。

2003年から大会実行委員長を務める浦野裕司さん(60)は「有本会長は落ち着いて全体を見られる人で、機転が利くので適任。長く続けられる連盟にしてほしい」と期待を寄せている。