県の子育て支援に寄付 海南出身の上山祐平さん

感謝状を手にする上山さん㊧と岸本知事
感謝状を手にする上山さん㊧と岸本知事

和歌山県海南市出身で、建築・不動産業の㈱プレジオ(大阪市)の創業者・社長の上山祐平さん(60)が、ふるさと納税で県に1000万円を寄付し、県庁知事室で3日、感謝状の贈呈式が行われた。

上山さんは高校卒業後、大阪市のホテルでフランス料理のシェフとして勤務した後、不動産業界に転身。キンキホームなどの勤務を経て2000年に㈱ベイシス、08年にプレジオを設立している。

出身地である県の子育て支援の充実に貢献したいとの思いから、県のふるさと納税「ふるさと和歌山応援寄付金」への寄付を決めた。

感謝状贈呈式では上山さんが岸本周平知事に寄付目録を手渡し、岸本知事が感謝状を贈った。

岸本知事は「子育て支援はとても大切な政策であり、使いみちはいくらでもある。本当にありがたい」と感謝。上山さんは「地元の皆さまのお役に立ちたい。できるだけ毎年続けたい」と話した。

寄付金は、子ども食堂の立ち上げ支援をはじめ、県の子育て支援の取り組みに役立てられる。

式には尾﨑太郎県議も出席。懇談では上山さんが手がけている県内へのラグジュアリーホテル誘致事業も話題となり、県の取り組みとも一致することから、岸本知事も今後の展望に関心を寄せた。