スマホで簡単、確定申告 バスでPR
![出発式で「e―Tax」をPR(海南税務署提供)](https://wakayamashimpo.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/25020805.jpg)
和歌山県の海南市と紀美野町を運行する大十バス㈱(畠山博充代表取締役)は、税務署に行かなくても申告できる「e―Tax」やキャッシュレス納付を広く周知させようと、3月31日まで、バスに特製のマグネットシートを掲示してPRしている。
海南税務署(村上靖久署長)が、企業の協力のもと、確定申告の時期に合わせて行う活動。期間中、PRバスは、同社のバスの側面と背部にマグネットシートを掲示して、JR海南駅から登山口を結ぶ路線を走る。
マグネットシートは縦42㌢、横70㌢、「確定申告は、自宅で完結!納税は、キャッシュレス!」などと記されている。
確定申告は2月17日から3月17日まで。スマートフォンから、ふるさと納税に係る寄付金控除や医療費控除など、マイナンバーカードを利用した申告ができる他、申告書の作成、送信などができる。
このほど紀美野町の同社で行われた出発式には、関係者をはじめ、同町のイメージキャラクター「きみちょん」が出席。村上署長は「税務署としては、あらゆる税務手続が税務署へ行かずにできる社会の実現に向け、今後も全力で取り組んでいきたい」と話し、畠山代表は「明るく住みよい地域社会の創出と、健康で文化的な生活環境を実現するためには、税は欠くことができない。マグネットを取り付け、広報活動を行う」と話した。