おかげさまで45周年 美園町のスナック清姫

和歌山市美園町「スナック清姫」は、今月１７日で開店４５周年を迎えます。

「続けて来られたのはお客さんのおかげです」とママの岡本倭代さん。御年８８歳のママは、常連さんから「おかあはん」と親しまれています。「何かほっと落ち着くんよね」と常連さん。あたたかい雰囲気の店内は訪れる人の憩いの場所となっています。

日本舞踊をしていた岡本さんは、舞踊の演目「娘道成寺」に憧れ「清姫」が店名の由来となっています。日高川町の道成寺を訪れ「清姫という店名にしたい」と申し出て了承をもらい、お店を開きました。「長く親しんでもらえて、清姫という名前にして良かった」とあらためて振り返ります。

出身は御坊市。岡本さんを応援するため「お店に行っちゃろらよ」と御坊の友人らが何度も訪れてくれるそう。

４５周年の案内状は、常連さんが作成してくれました。「ここまでしてもらえて本当にありがたい」と岡本さん。「お客さんにずっと支えられてきました」と感謝の思いは尽きません。

昭和歌謡が流れ、懐かしさを感じる店内は、ゆったりとしていてお酒も進み、会話も弾みます。金曜と土曜は、次女の朝美さんがお店を手伝っています。

お店には、一見さんも遠慮なくどうぞ。１人３０００円ぐらいから楽しめて一品は５００円。カラオケもあります。

岡本さんは、「お店に出るのが生きがいです。次は５０周年目指して頑張りたい」と笑顔で話しています。

４５周年を記念して１７日から２２日までの来店客には記念品をプレゼント。その期間中の予約は不可です。

【スナック清姫】和歌山市美園町四丁目４９番地▽℡０７３・４３６・７２７８▽営業時間＝午後６時半から午前１時まで▽定休日＝日曜