万博で結婚式を挙げよう 2組限定、CFで募集

万博という貴重な機会に、結婚式で思い出をつくりませんか――。「KIYORA和歌山 大阪・関西万博実行委員会」は、万博会期中の9月13日、和歌山ゾーンで結婚式を挙げたいカップルをクラウドファンディング(CF)で募集している。
和歌山市らしい演出を加えて市の魅力をアピールしながら、多くの来場者が見守る結婚式で一生の思い出をつくってもらおうと企画した。
同委員会は、和歌山城などでの結婚式を企画する一般社団法人KIYORA和歌山の代表理事を務める植野千惠子さんを会長とし、さまざまな職種の11人で構成。プリザーブドフラワー専門店店主、子育て支援に関わる人、設備業、歌手などがおり、得意分野を生かして企画、運営、演出、広報などを担当する。
結婚式は着付けからショーとして披露。万博の来場者も見学できる参加型の企画で、紀州藩が最も華やかだったという江戸時代後期の着物や白無垢が予定されている。
CFサイト「キャンプファイヤー」で受け付けており、寄付100万円の返礼品として、2組限定。28日締め切り。プロジェクト全体で寄付額150万円を目標にし、結婚式のゲスト参加権(5万円と7万円、限定各5組)や和歌山城で平安衣装の体験、ホテル宿泊券など23の返礼品を用意している。
植野会長は「貴重な万博の機会に、心に残る結婚式を挙げてほしい。プロの技術力でライブ感のある大人な雰囲気の式になります」とPR。さらに観光客が市を通過するだけで市外に流れてしまう傾向を危惧し、「和歌山城を起点に市の魅力を知ってもらい、滞在してもらうきっかけにしたい」と話している。
事務局の松下正和さんは「万博を一過性のものにせず、契機にして市を盛り上げていきたい。ホテル宿泊の返礼品もあるので、国内外の人に魅力を知ってもらいたい」と話す。
結婚式を挙げる予定の人だけでなく、家族へのプレゼントなど老若男女問わず誰でも応募できる。
挙式内での希望相談にも対応しており、国内外から問い合わせがあるという。
CFの詳細はこちらから。
問い合わせは同委員会(℡090・2104・6690)。