いくぞ!万博。わくわく タップダンスフェスタ

ダンスアレンジした和歌山県民歌でタップを披露
ダンスアレンジした和歌山県民歌でタップを披露

タップダンス教室のスタジオぽこ・あ・ぽこ(和歌山県岩出市、田中美和代表)が主催する「和歌山和風タップダンスフェスタ」が16日、同市根来の一乗閣(旧県議会議事堂)で開かれた。和歌山にちなんだ楽曲に乗せたタップで、旅するように各地の魅力を紹介。フィナーレでは、ダンス曲にアレンジした和歌山県民歌を、和歌山をイメージした衣装で初披露した。

県や市、本紙など後援。大阪・関西万博和歌山ゾーンの出演決定を記念した公演で、約150人が来場した。

教室生約20人の他、地元シンガー・ソングライターの藪下将人さん、田頭宜和さんが出演。スライドを交え、各地の歴史や文化をひもときながら紹介し、和歌山市は「鞠と殿様」「雑賀の孫市」、岩出市は「根来の子守唄」、串本町は「串本節」の曲に合わせてタップを披露。和傘や扇子、鳴子などを手に、優雅に、軽やかに、力強くリズムを刻んだ。

万博テーマソングに合わせて踊る田中代表(中央)と子どもたち
万博テーマソングに合わせて踊る田中代表(中央)と子どもたち

タップの体験では、子どもたちが足を踏み鳴らし、体全体で音楽を奏でることに挑戦。大阪・関西万博オフィシャルテーマソング「この地球(ほし)の続きを」の盆踊りバージョンの振り付けも紹介し、来場者も曲に合わせて踊った。

教室生は5月3日に和歌山ゾーンでパフォーマンスを披露する予定。閉会のあいさつで、田中代表(60)は「『一乗閣で踊らせてもらいたい』、そして『万博に行きたい』という二つの夢がかなってうれしい」と感激の涙。来場者に感謝を伝え「和歌山には、いいところがいっぱいあります。みんなで盛り上げていけたらと思います」と話した。

来場した海南市下津町大崎の松江照代さん(74)は「海南市にちなんだ歌のタップも見たい。万博テーマソングの振り付けは一緒に踊れて楽しかった。開幕に向けて、わくわくします」と笑顔だった。