華やかにフィナーレ アート・キューブ20周年企画

子どもミュージカルwanna be STARS
子どもミュージカルwanna be STARS

和歌山市和歌浦南の和歌の浦アート・キューブが設立20周年企画として実施してきた「月1発表会」の最終回が16日に開かれ、ダンスグループ4組が熱く激しい踊りで会場を盛り上げ、ラストステージを飾った。

同施設は2003年にオープン。20周年の特別企画として、ダンスや音楽を練習する人に舞台発表の場を提供しようと、23年4月から市内の高校生以下の学生と利用者を対象に、1年間の予定で毎月1回無料で出演できる発表会を開いてきた。しかし8月に空調設備が故障し、ホールが使用中止となり一時中断。24年9月から再開し、10回目となる今回がラストステージとなった。

この日の出演者は、和歌山武術太極拳研究会(太極拳)、子どもミュージカルwanna be STARS(ミュージカルダンス)、Alohi mau loa(ハワイアンフラ)、N-Class(k-popダンス)。

ジャンルの違うダンスチームが熱く華やかなパフォーマンスを披露。満席となった客席から大きな声援と拍手が送られた。

アート・キューブができた年に教室を始めたという和歌山武術太極拳研究会の寒川雅子代表(66)は「ここは自分にとってスタートの場所。きょうは創設時のメンバーも参加し、20周年を祝いたい」と、6種類の力強い演武を見せた。

来年結成20周年を迎えるという子どもミュージカルwanna be STARSの加納智子代表(46)は「私たちはアート・キューブと共に歩み成長してきた。20周年記念の舞台に立ててうれしい」と話し、小学1年から大学生のメンバー18人で「アンダー・ザ・シー」などおなじみの曲を元気いっぱいに歌い踊った。

同施設の谷和哉班長は「無事に終わることができてうれしい。20周年の企画は終了しましたが、ダンスや歌などを練習している皆さんに今後も発表の場を提供していきたい」と話していた。