関西起業家の頂上決戦 和歌山城ピッチコンテスト

ビジネスアイデアをプレゼンする出場者
ビジネスアイデアをプレゼンする出場者

関西の高校生や大学生、社会人の起業家がビジネスプランを競い合う「和歌山城ピッチコンテスト」が16日に開かれ、県内外から16人が出場し熱いプレゼンで対戦した。

主催は和歌山にゆかりのある経営者らが、日本一起業率の高い県を目指し活動する一般社団法人和歌山イノベーションベース(WIB)。

和歌山城ホールで行われた予選会で決勝出場者6人を選出。和歌山城天守閣で頂上決戦が開かれ、それぞれが持ち時間5分でビジネスプランを発表。関西の上場企業の経営者らが審査し、情熱、社会貢献度、新規性、成長性、実現可能性の五つをポイントに評価。ナンバーワンを決めた。

中高生部門では、県立紀北農芸高校(かつらぎ町)3年の城向ゆらさんが、規格外の果物を使ってジャムなどの製造販売をするプランを発表。

智弁和歌山高校1年の青木梨衣奈さんは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者向けに、いびき軽減効果があるコルセットを堂々とプレゼンした。

頂点に輝いた佐藤正隆代表取締役CEO
頂点に輝いた佐藤正隆代表取締役CEO

頂点に立ったのは、DXを活用した寄付システムを発表したコングラント㈱(大阪市)の佐藤正隆代表取締役CEO(44)。「すごいアイデアばかりの中、1位を取れてうれしい。世界一を目指している」と笑顔だった。

また、同日、ラーニングプログラムとして「和歌山を起業家率№1にするために」をテーマに岸本周平知事、尾花正啓和歌山市長、音楽家の広瀬香美さん、㈱トイトマの山中哲男代表取締役社長、㈱タカショーデジテックの古澤良祐代表取締役社長、BABY JOB㈱の上野公嗣代表取締役がトークセッション。200人を超える来場者でにぎわった。