地域の見守りに感謝 松江小で、ありがとう集会

児童から隊員に感謝状が贈られた
児童から隊員に感謝状が贈られた

地域の人に感謝の気持ちを伝えたいと、和歌山市松江北の市立松江小学校(川野一郎校長)で2月22日、ありがとう集会が開かれ、全校児童421人が楽器演奏や歌で楽しませた。

同地区では「松江の子どもは松江で守る」を合言葉に2004年から児童の登下校を見守るお帰りパトロール隊が活動している。隊員は自治会、婦人会、老人クラブ、地域安全推進員など419人。この日は隊員と保護者ら約500人が参加した。

児童らは学年ごとに「いつも見守ってくれてありがとうございます」と感謝の言葉を伝え、歌や演奏を発表。1年生はこいぬのマーチ、2年生はミッキーマウス・マーチの演奏などを一生懸命にする児童に、参加者は笑顔で拍手を送った。

最後のありがとう集会となる6年生は昨年の10月から練習を重ねた「アフリカンシンフォニー」を演奏。「これからも松江小学校の児童を見守っていてください」、「中学生になっても声を掛けてほしい」と締めくくり、同校の環境美化委員と代表委員が同隊の川口敏夫隊長(77)らに感謝状などを贈った。

川口隊長は「素晴らしい発表会だった。改めて頑張ろうという気持ちになった。これからも子どもたちが交通事故に絶対遭わないよう、犯罪に巻き込まれないように見守り続けたい」と話した。