リニューアル移転オープン　和菓子の紫香庵

和菓子の名店「紫香庵」が、このほど和歌山市十一番丁に移転しリニューアルオープンしました。

和歌山城の近くで長年営んでいた同店は、約３年前に同市松江北に移転。「城下町で名店の和菓子をもう一度味わいたい」とファン待望の声もあり、今回新たに移転しオープンとなりました。

店主の須賀良知さんが作る和菓子は、素材のおいしさが引き立つ上品な甘さが魅力。店内には、和菓子職人の技術が詰まった菓子が並びます。

今が旬の「いちご大福」（２３０円・大２６０円・特大３００円）は人気の一品。イチゴを白あん、求肥で包んでいます。甘酸っぱく、みずみずしさが口いっぱいに広がる、この季節の特別なおいしさです。

「黒糖わらび餅」（３５０円）は、冷やしても硬くならず、もっちりとした食感です。県産のぶどう山椒を使った「山椒わらび餅」も販売の予定。バターのコクと香りの「バター餅」（３００円）も好評です。

和洋折衷の菓子も販売しています。わらび餅を生クリームと抹茶のスポンジ生地で包んだ「抹茶ロール」、蜂蜜をたっぷり使った「はちみつロール」、イチゴが入った「いちごロール」（各種１５００円）も人気となっています。

須賀さんが講師を務める「和菓子づくり体験教室」も開催しています。子どもから大人まで初心者にも丁寧に教えてくれます。日時や人数、費用は同店に問い合わせをしてください。
　新店舗では今後、イートインスペースの設置を予定しています。

店主の須賀さんは、「もっと身近に和菓子に親しんでいただけたらうれしい。新店舗へぜひお越しください」と話しています。

【紫香庵】和歌山市十一番丁２７▽℡０７３・４９８・８８０１▽午前１０時～午後６時▽定休日なし（１月１～３日休み）