お客様を愛して18年 月とクローバーが閉店へ

落ち着いた大人の空間でお酒、会話を楽しむ会員制バー「月とクローバー」が、5月の中旬で18年の歴史に幕を下ろし、閉店することとなりました。
店主の上西眞紀さんは「まきちゃん」と親しまれ、朗らかな性格から、男女問わず愛されてきました。
「18年前にバーを開いてみたいと思い、まずは3年間だけやってみようと始めました。すごく楽しくてあっという間で気が付いたら18年たっていました」と笑顔で話します。
会員制のため、紹介がないと入れない一見さんお断りの同店。客からの紹介の輪が広がり、すぐに人気のバーになりました。
ガラス張りの洗練された外観に、店内はコの字型のカウンターで、客同士の会話も弾む雰囲気です。壁には、画家の大西幸仁さんが描いた太陽の絵があります。太陽の絵は訪れた人たちを温かく照らしてきました。
メニューは、ハイボール、ビール、ワインなどさまざまなお酒を取りそろえています。
お酒の他にも、常連さんから知る人ぞ知るとして人気の「カレー」もあります。自家製カレーは、家庭的な味で、お酒の最後の〆に頼む人も多い隠れ人気メニューです。
眞紀さんは「お客さんとは楽しい思い出ばかり。みんなで旅行に行ったり、音楽パーティーをしたり、節目の年にはお店の横断幕を作っていただいたり、とても良くしていただきました」と18年間を振り返ります。
惜しまれつつ閉店する同店は、最後を記念してライブパーティーの開催を予定しているそうです。
眞紀さんは「皆さんのことを愛した18年間でした。本当に感謝でいっぱい。ありがとうございました」と話します。
【月とクローバー】和歌山市雑賀屋町62番地45第三ビル1F▽℡080・6159・0717