光る個性で多彩な表現 Doi絵画教室合同作品展

和歌山市のDoi絵画教室による合同発表展「第17回グループPA.KO展」が同市湊通丁南のギャラリー白石と、同市広道のギャラリーTBで開かれている。
教室に通う91人の生徒の作品を2期に分けて展示。第1期は21日まで、第2期は24日から28日まで。
ギャラリー白石には油彩、水彩、クレパス、アクリル、鉛筆などの75点と、土井久幸さんら講師陣による作品6点が並んでいる。人物の他、市内をはじめ、海外の風景、抽象画、名画の模写などさまざまなジャンルの作品が楽しめる。
チェコ共和国の運河沿いの風景を水彩で細部まで繊細に描いた、教室13年目の竹村正子さん(77)は「絵を始めた頃、『うまく描けないけど何とかしてみよう』という気持ちが今につながっている。作品を見るとそこを訪れた当時が思い出されて、アルバムのようで楽しいです」と笑顔だった。
夫婦で訪れた同市杭ノ瀬の主婦、辻岡晴美さんは「同じ画材でもその人その人の特徴があって見応えがある。絵を見ると、いつもと違う気分になるのがいい」と話した。
午前10時から午後5時(両会場とも最終日は4時)まで。