出馬意思の明言避ける 知事選に関し宮﨑副知事

岸本周平前和歌山県知事の死去に伴う知事選(5月15日告示、6月1日投開票)を巡り、自民党県連が擁立を調整していると報じられた宮﨑泉副知事(66)は22日、県庁で記者団から出馬の意思を問われ、「県政を支えていただいている方々が一生懸命協議をしている最中と認識している。そんな中で、私からはコメントは差し控えたい」と明言を避けた。
自民県連は20日、和歌山市内で開いた代表役員会で、知事選で推薦する候補選びについて協議し、26日にも決定する方針。一部報道で、県連幹部らが宮﨑氏に出馬を要請し、宮﨑氏は岸本氏の側近に出馬の意欲を伝えたとされている。
記者団に対し宮﨑氏は、「岸本知事が急逝されてちょうど1週間、ただただ痛手であり、悲しいことであったと思っている。岸本知事の遺志をつないでいくためにも、一丸となって県政を進めていかないといけないと考えている」と述べるにとどめた。
宮﨑氏は1982年に県庁に入庁し、人事課長、知事室長などを経て3月末まで教育長を務め、4月1日に副知事に就任したばかり。岸本氏の死去により、15日から知事職務代理者を務めている。
知事選への立候補の表明はまだない。