各分野で功労の20人に 海南市制施行記念表彰

多年にわたり自治振興や公共の福祉増進に功労のあった人や、市民の模範となる人をたたえる海南市制施行記念表彰式が24日、同市役所であり、20人が表彰された。地方自治や社会福祉、教育の推進などの各分野の功労者に神出政巳市長から表彰者一人ひとりに賞状などが手渡された。
同市は、2005年に旧海南市と下津町が合併し発足。ことしで21年目となる。この間、新型コロナウイルス感染症のまん延や、70年ぶりの集中豪雨による浸水被害などがあったことから、式典で神出市長は「皆さまの協力と支援のおかげで困難を乗り越えられたと」話し、「来春には市民防災公園が開園予定。これからも安全で安心に、住んで良かったと実感できる海南の実現に向け、皆さまの尊い経験を生かされ、本市のさらなる発展のためにお力添え願います」と式辞。
更生保護で表彰を受けた坂口和久さんは「日頃より私たちは、さまざまな分野で微力ながら社会のために尽くしてまいりました。その努力を認めていただいたことは、先輩や同僚の方々の支援や励ましの賜物です。一つの契機としてより一層、市のため貢献していけるよう尽力していきます」と、受賞者を代表してあいさつした。
紀州漆器協同組合役員として地域産業の振興に貢献し、商工業で表彰を受けた小川由晃さんは「受賞は皆さまのおかげ。今後も漆器産業発展のために貢献できたら」と話した。
表彰を受けたのは次の皆さん。
東方貴子、米原耕司、仲垣内寛、井川良美、田幡好章、藤坂奉子(地方自治)▽山田順子、山本泰子、草場満、角世知子(社会福祉)▽坂口和久、谷所渉(更生保護)▽大田まり子(人権擁護)▽赤阪健司(社会福祉)▽森本次一(高齢者福祉)▽坂口昌弘、井戸洋人(消防)▽小川由晃(商工業)▽倉橋利徳、金丸都茂子(教育・保健衛生)
※角世知子さんの角は、下が突き抜けている角。