租税教育のモデル校に 智弁小に委嘱状を交付

委嘱を受けた児童たち
委嘱を受けた児童たち

本年度の租税教育モデル校に、和歌山市冬野の智弁学園和歌山小学校(長峯宏明校長)が選ばれ、7日、同校で委嘱式が行われた。

租税教育モデル校は、学校教育における租税教育の一層の充実を図るために、積極的に租税教室などを開催している学校を指定する制度。大阪国税管内(近畿2府4県)の小・中・高校で5校に委嘱されており、そのうち県内の3校が委嘱を受けている。県内の小学校は同校のみ。

同校は2024年度に引き続いて2年目で、6月には税について学ぶ租税教室が予定されている。

式には6年生72人が参加。和歌山税務署の松本誠一署長が長峯校長に委嘱状を手渡し、松本署長は「日頃から税金に興味を持って学んでもらえたらうれしいです」とあいさつした。児童代表の間野創菜さん(11)と櫻井美巴さん(11)が「これからたくさん学習して、私たちの生活と税がどのような関係なのか深く学びたい」と決意を述べた。

式では、同署職員から税金クイズが出され、児童らは国内外の税事情に驚きと興味を持って聞き入っていた。

安野谷成登さん(11)は「税のことはいろいろ知っていた。もっと勉強して家の会社を継いで経営者になりたい」、土畑瑠璃さん(11)は「クイズでいろいろなことを知ることができた。これからもっと興味を持って税を考えたい」と話した。