全国育樹祭の協賛金100万円 菱岡工業が贈る

来年秋に和歌山県内で初めて田辺市と白浜町で開かれる第49回全国育樹祭を支援しようと、和歌山市中島の菱岡工業㈱(岡田亜紀代表取締役)は9日、同祭県実行委員会に協賛金100万円を贈った。
同祭は、継続して森を守り育てることの大切さを伝えるために全国植樹祭を実施した県で開かれ、天皇皇后両陛下がお手植えされ成長した樹木の手入れや、各種表彰の式典などを行う。令和以降は秋篠宮皇嗣ご夫妻が参加されている。
県庁で行われた感謝状贈呈式では岡田代表取締役が同祭県実行委員会の小川泰典事務局長に目録を手渡し、感謝状を受け取った。
岡田代表取締役は「新社屋にも積極的に紀州材を使っている。木はとても心休まり癒やされるし、自然は大事だと思う」として、岸本周平前知事から生前に直接、協賛の感謝を伝えられたことにふれ、「頑張ってやらなあかんな」と話し、涙を拭う場面もあった。
小川事務局長は「頂いたご厚意にしっかり恩返しできるように取り組んでいきたい」と話した。
同委員会によると協賛金は会場整備やPR活動に使われるという。