挑戦する楽しさ知って 本町公園で体験イベント

「自分って結構ええやん」――。大人も子どもも、失敗を恐れず挑戦することで自己肯定感を高めてほしいと、和歌山市で子どもの料理教室を主宰する柴友加里さん(55)は、「やっチャレンジ紀の国プロジェクト」を昨年設立。活動の第1弾として、親子で挑戦する楽しさを体感するイベント「やっチャレンジパーク」を24日、同市北桶屋町の本町公園パブリックパークで開く。
柴さんは2015年から「安全に失敗していい場所」をテーマとした子ども料理教室を開き、調理の楽しさ、挑戦することの面白さを伝えている。「野菜を切る、炒めるなど初めての体験を通じて作った料理。それを家に持ち帰り、親に『おいしい』と褒められると『私が作ってん』と子どもは『ドヤ顔』になり、『自分はできる』と自己肯定感が上がる」という。
「この経験は子どもだけでなく大人にも必要。もっと挑戦する人を増やしたい」と、柴さんは教室の保護者らと共にプロジェクトを立ち上げた。
イベントでは、ハンドドリップでのカフェオレ作り体験、絵本、ハンドバッグ、お守り作りなど親子で一緒に参加できる10種の多彩な体験ブースを設置。
柴さんは「『自分にはできるわけがない』と諦めていたことが、やってみたら意外にできた、面白かったなど、気付きがいっぱいあるはず。家族そろって心が動く体験をしてほしい」と話す。
午後1時からは、これから起こるうれしい出来事を先に祝う「予祝コンテスト」を実施。参加者はステージの上から夢や思いを全力で叫び、会場が一体となって未来を応援する。
午前11時~午後3時。無料。詳細はインスタグラムで確認を。問い合わせは同プロジェクト(℡090・5255・4017)。
第2弾はギネス世界記録に挑戦するイベントを10月に予定している。