海南高生が投票呼びかけ 啓発アナウンス

吹き込みに挑戦する田中さん(海南市提供)
吹き込みに挑戦する田中さん(海南市提供)

6月1日に実施される和歌山県知事選挙の若者世代の投票率向上に向け、海南市選挙管理委員会は県立海南高校の生徒に依頼し、防災行政無線で放送する啓発アナウンスの吹き込みを行った。

アナウンスの声は同校2年の田中瑠乃さん(16)が務め、6月1日まで一日に1~4回、放送が市内に流れる。

将来の有権者である高校生が投票の重要性を呼びかけることで、若者を含む幅広い世代に対して選挙への関心を喚起することを目的としている。

先日、吹き込みが行われ、録音を終えた田中さんは「初めてで緊張したが、貴重な体験ができて良かった。アナウンスが実際に流れるのが楽しみ」と話し、「今の若い世代は政治への興味が低下している傾向にあると感じる。今回のように高校生が先頭に立ち、啓発活動に参加することで、若い世代を含む皆さんにも政治への関心を持ってもらい、投票につながればうれしく思う」と話した。