24年度県内新規就農者147人 親元就農者等が最多

2024年5月から25年4月までに和歌山県内で新規就農した人(65歳未満)は147人(前年度比11人減)だったことが県の調査で分かった。

県経営支援課によると、内訳は、自身や配偶者の親族から引き継いで(または引き継ぐ予定)就農した「親元就農者等」が最も多い69人(46・9%)で、農家以外の出身者や親元就農者等に該当しない農家出身者による「新規参入者」が48人(32・7%)、「農業法人等への就農者」が24人(16・3%)、農家出身で高校・大学などを卒業後すぐに就農した「新規学卒者」が6人(4・1%)で続いた。

地方別にみると、有田地方が最も多い35人で、那賀31人、伊都22人、日高22人、海草21人、西牟婁16人と続き、東牟婁はなかった。

基幹作目別では、果樹が90人(61・2%)で過半数を占め、野菜44人(29・9%)、花き5人(3・4%)、その他8人(5・4%)だった。