白いハス涼しげに 和歌の浦あしべ庵で見頃

和歌山市和歌浦中の玉津島神社に隣接する観光施設「和歌の浦あしべ庵」で、白いハスが見頃を迎えている。
同施設は、和歌山綿布の社長だった福島嘉六郎の旧別荘を市が購入し、改修・整備。昨年10月に観光施設としてオープンした。
同施設のハス池は庭園も含め、2020年ごろから玉津島保存会が整備している。保存会によると、6月24日にことし初めてのハスが開花。真夏の太陽に向かい、涼しげに大輪の花を咲かせている。
ハスの花は午前中に咲き午後にしぼむという特性があるため、多くの人が朝からハスを見るために訪れている。3、4日は咲いたりしぼんだりを繰り返すが、その後は咲いた花がしぼむことなく散っていくという。徐々に数は減っていくが8月末までは楽しめそうだという。同保存会では「白いハスは珍しく、きれいなのでぜひ多くの方に見に来てほしい」と呼びかけている。