ワンリーズが好発進 SB1で関西勢初勝利

ことし和歌山県勢として初めて男子社会人バスケットボールのトップリーグ「SB1」に昇格したONELYSwakayama(ワンリーズ和歌山)が、茨城県のリリーアリーナMITOで行われたリーグ第2戦で、昨季2位の横河電機WILDBLUEを73―62で下し、早々にSB1初勝利を挙げた。関西勢として同リーグ初の白星でもあり、代表兼監督の上田頼飛さんは「ここ(SB1)で戦うべくして上がったんだなと思える試合だった」と胸を張った。
前半は苦戦を強いられた。相手の激しいディフェンスに対し、思うようにボールが回らず、欲しい位置で受けられない場面が続き、34―42とリードを許して折り返した。
だが、後半に入ると一転、攻守がかみ合い出す。「徐々に試合にフィットできた」と高い適応能力で流れを引き寄せ、「(選手たちが)物怖じせずに素晴らしくて、何と言っても見てて面白かった」と上田さん。ダイナミックな逆転劇で勝利を収めた。
上田さんは次戦に向け、「後半戦につながる内容にしたい。小さな選手と大きな選手がしっかりと連携できる形をつくっていきたい」と意気込んだ。次戦は19日、東京の代々木第2体育館で九州電力と対戦する。