ニッセイ財団が助成 県内の10団体に

贈呈式の参加者ら
贈呈式の参加者ら

日本生命財団(ニッセイ財団)は、児童・少年の健全育成やシニア世代の地域貢献活動を対象として、本年度の助成団体に和歌山県内の10団体を決定した。和歌山市小松原通の県民文化会館で目録の贈呈式を行った。

1979年の財団設立から継続している「児童・少年の健全育成助成」には、同市の和歌山フェニックスジュニアバレーボールクラブなど、7団体に計280万円、2007年度に始まった「生き生きシニア活動顕彰」には、同市の宮北地区社会福祉協議会など3団体に計15万円を助成する。

これまでの県内の助成累計は、362団体で、1億5930万円となった。

贈呈式には対象団体の代表と、同財団代表理事専務理事の水野充彦事務局長、日本生命保険相互会社和歌山支社の加賀伸正支社長、県共生社会推進部の島本由美部長らが出席した。

水野事務局長は「子どもや地域への深い愛情、揺るぎない情熱、献身的な取り組みに敬意を表します。一つひとつの助成は心ばかりだが、活動のお役に立ち、励みにしていただければ」とあいさつし、加賀支社長が各団体の代表者に目録を手渡した。

団体を代表して、高齢者の居場所づくりに取り組む「高松根上り会」の永田弘文会長が「助成ありがとうございます。今後は学校とタイアップして、子どもたちと高齢者で昔遊びなどの交流をしていきたい」と感謝を伝えた。

贈呈式に続き、各団体がそれぞれの活動を紹介し、意見交換などが行われた。

本年度の助成団体は次の通り。

【児童・少年の健全育成助成】和歌山フェニックスジュニアバレーボールクラブ(和歌山市)▽和歌山砂山少年剣友会(同)▽内原バレーボールクラブ(由良町)▽サークル「もぐもぐ」(かつらぎ町)▽特定非営利活動法人HappinessKidsLabo(和歌山市)▽社会福祉法人ささゆり福祉会 放課後等デイサービスポッポ(広川町)▽任意団体つくるがっこうイホルラ舎(橋本市)

【生き生きシニア活動顕彰】宮北地区社会福祉協議会(和歌山市)▽高松根上り会(同)▽松江地区社会福祉協議会(同)