五輪を希望のシンボルに 聖火リレーで和歌山を発信
3月26日、参議院本会議にて令和3年度の予算案が賛成多数で可決、成立しました。
今年度予算案は106兆6097億円を計上し、予備費5兆円を含む新型コロナウイルスの感染拡大対策や医療機関・企業への支援政策をはじめ、デジタル社会や脱炭素化社会といった中長期的な課題に対応する内容となっています。国民の皆さまのいのち・雇用・生活を守るため、1月に成立した令和2年度第3次補正予算と合わせた「15カ月予算」をさらにスピード感を持って着実に執行するよう、政府に対し引き続き求めてまいります。
いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック開催が3カ月後にせまってきました。各国が選手団派遣を決める大切な時期を迎え、この大会を盛り上げ、世界中の人々の希望のシンボルとして成功させるために、参議院自民党は世界の国々と政府、組織委員会との橋渡し役を担っています。まずは、安心して各国の選手団を派遣していただけるよう、また、国家元首などの国賓の方々が来日していただけるよう、私と関口参議院議員会長から各国大使あての手紙を携え、全議員で分担し、ほとんどの駐日大使館を訪問しました。その結果、4月上旬までに109カ国の大使より快諾をいただくことができたのです。
3月25日から聖火リレーが始まり、4月9日と10日には和歌山県内を一周しました。今までの大会とは全く異なり、ランナーや観客の皆さんには安心・安全のための制限が多くありましたが、NHKの生配信など新しい形での応援を通し、「那智の滝、橋杭岩、和歌山マリーナシティ、高野山」など和歌山が誇る景勝地を全世界に映し出すことができたことを大変うれしく思います。
また、水素を燃料としたトーチが福島、愛知、東京の聖火リレーで使われることとなりました。水素エネルギーは利用時に二酸化炭素(CO2)を発生しない、環境にやさしく貯蔵や持ち運びが簡単な次世代の新エネルギーです。県内でも2年前に水素ステーションが新設され活用が進められています。2050年に温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル(脱炭素化)」社会の実現に向け、水素を中心としたエネルギー政策に今後とも積極的に取り組んで行く覚悟です。