政策や人柄などSNSで発信 各候補の活用法
コロナ禍の衆院選では、密を避けるため、集会は小規模にし、屋外での活動などに力を入れる候補が多い。候補や運動員が直接会わなくても、時間を問わずアピールできるSNSも重要な選挙のツール。和歌山1・2区各陣営の使い方を紹介する。
【1区】
岸本陣営は、ツイッターやインスタグラムなどに加え、ラインを立ち上げた。文面は候補が書き、街頭活動の映像、活動予定などを添えて発信。反応は世代などで異なり、日々頭を悩ませている。
門陣営は、リアルタイムで候補者の様子を伝え、街頭活動の告知などをするのにSNSは有益とする一方、情報の到達度は限定的とみており、世代に応じてアナログな手段との両用で対応している。
【2区】
遠西候補は一貫してSNSを中心に選挙運動を展開。日々の活動はツイッターで発信し、ユー・チューブには約100本の動画をアップ。有権者の相談に応じる動画には6時間を超えるものもある。
石田陣営はツイッターやフェイスブックで日々の活動報告や訴えを配信。ホームページではコロナ対策などの「すべき課題」、憲法改正などの「大胆に改革すべき課題」への考えを発信している。
藤井陣営は、場の雰囲気が伝わるように活動写真、遊説のライブ配信に加え、候補の人柄を紹介した3部作の動画をSNSに投稿。本人の思いを書き込んだ記事には関心が高いと受け止めている。
所陣営は、候補個人でのSNS発信は行っていない。党が取りまとめ、街頭活動の予定や演説のライブ動画などを、ユー・チューブやツイッターを使って発信している。反応は未知数だという。