近大と湯浅町が包括連携協定 課題解消し、地域活性化を推進
7月の参議院議員選挙では、自由民主党に多くの支持をいただき、心より感謝申し上げます。自由民主党は一丸となって「日本を守り、未来を創る」ため、皆さまのご期待にしっかり応え、決断と実行の政治にまい進いたします。
私は第一次安倍政権で総理補佐官、第二次安倍政権以降は内閣官房副長官、経済産業大臣などを務めました。長い間近くで支え、師匠としてご指導を頂き、苦しい難局を共に乗り切った思い出も数多くあります。安倍元総理のご遺志を受け継ぎ、しっかりと仕事を成し遂げることが最重要だと考えています。引き続き、参議院自由民主党幹事長として、新たに当選した20名の 議員を含めた119名をしっかりとまとめ、国会を円滑にすすめるよう全力を尽くしてまいります。
2月の新宮市との締結に続き、湯浅町と学校法人近畿大学は7月28日に包括連携協定を締結しました。
湯浅町と近畿大学とは70年間培ってきた深い絆があります。
大学創設者であり、祖父の世耕弘一は1952年(昭和27年)に湯浅町に「農芸化学研究所」を設立しました。その後「湯浅農場」と改称し、1961年には6万8000平方㍍(甲子園球場グラウンド約5個分)に及ぶ農地造成が完成しています。今年5月には70周年を記念した新本館を開設し、地域の方々が参加できるイベントなども開催しました。湯浅農場では、高級果物店や全国の百貨店で好評を得ている「近大マンゴー」をはじめ、みかんや梅など200種類以上の果樹だけではなく、うるち米や酒米「山田錦」などの栽培研究を行っています。「科学技術で土地を改良することが大学人の使命」という世耕弘一の信念と情熱が現在も引き継がれ、建学の精神である「実学教育」に基づいた研究が、国内外の研究者や農業従事者からも注目を集めています。
今回の包括連携協定締結によって、これまでの歴史に加えて、近畿大学や湯浅農場の知見を生かしたさらに大きなプロジェクトへの着手が期待されます。
伝統ある「醤油醸造技術発祥の地」湯浅町の資源の有効活用、自然豊かな 環境を活かした観光の振興や、AIやIoTを活用した農林水産業の生産性向上と雇用創出、ふるさと納税分野への連携協力、教育・文化の推進など、さまざまな分野で人的・知的資源の交流と活用を図り、数多くの課題を解決しながら地域の活性化を推進していきます。