海の豊かさ守りたい きのくに信金一斉清掃
6月15日の「信用金庫の日」を中心に、きのくに信用金庫(和歌山市本町、田谷節朗理事長)は県内24カ所と大阪府内2カ所で全店一斉の清掃活動を実施。海洋プラスチックごみの削減などに向け、約650人の職員が地域に住む人たちと共に、海辺や漁港、河川などで汗を流した。
昨年30周年を迎えた同信用金庫は、発足前から毎年この日に全店一斉で清掃を行っている。2021年からはSDGsゴール14である「海の豊かさを守ろう」をテーマに活動している。
15日に同市の磯の浦海水浴場で行われた清掃活動には、地元企業をはじめ、和歌山大学の卒業生や在学生を中心に発足したボランティア団体「ほんわかプロジェクト」のメンバーら約60人が参加。
プラスチック片などの海洋ごみの他、たばこの吸い殻、石油ストーブの灯油タンク、漁業で使う縄の切れ端など、軽トラック1台分のごみが集まった。
2度目の参加という綜合警備保障㈱(ALSOK)和歌山支社の吉田晃支社長は「磯の浦は仕事上の警備エリアで、プライベートでも来ている。当社としては、きのくに信金さんの清掃活動は地域貢献をするきっかけとなっている。来年以降も参加させていただきたい」と笑顔だった。
きのくに信金紀の川支店と野崎支店の支店長を兼務する橋本朗進さんは「当金庫は、地域の皆さんと発展していくというのがテーマ。海の豊かさ、観光資源を守るため、今後も続けていきたい。プラスチックの海洋ごみも多く、皆さんと一緒に拾えて良かった」と話していた。