子どもら歓声 アユのつかみ取り体験

アユを追いかける児童
アユを追いかける児童

紀の川清流の会(東宗弘会長)と紀ノ川漁業協同組合(川口恭弘代表理事組合長)は、和歌山市直川の児童養護施設こばと学園(福島友利園長)でアユのつかみ取りの体験会を開催。子どもたち38人と関係者ら計約50人が楽しいひとときを過ごした。

子どもたちに喜んでもらいたいと同会が主催し、同組合が協賛・企画した。

園庭に簡易プールを二つ設置。その中に同組合から運ばれてきたアユ200匹を放った。

児童らは、元気よく泳ぎ回るアユを歓声を上げながら追いかけた。水に飛び込んだりしながら、懸命に追いかけ「つかまえた!」と手で捕まえていった。

捕まえたアユは早速、同組合員らが炭火で塩焼きにして提供した。

参加した3年生の女の子は「すごく楽しかった。6匹とれたよ。アユの塩焼きはおなかの苦いところもおいしかった」とにっこり。

5年生の女の子は「アユが元気でなかなかとれなくて諦めかけたけど、頑張っていっぱい捕まえた。アユの塩焼きは頭から全部食べてすごくおいしかった」、6年生の女の子は「アユはつるつるしてた。すごく楽しかった」と笑顔で話した。

東会長は「子どもが歓声を上げて喜んでくれて開催することができて良かった」と話した。

川口代表理事組合長は「子どもの笑顔を見ることができたことが何よりもうれしい。準備は大変なのもあるが、笑顔を見ることができてしんどさは吹っ飛んだ」と話した。

紀の川清流の会と、紀ノ川漁業協同組合は今後、県内の児童養護施設を中心に5カ所で体験会を開く予定。