山東省の文化・物産を紹介 7日市駅前で

記念の年を締めくくる物産展
記念の年を締めくくる物産展

和歌山県と中国・山東省の友好提携40周年を記念し、県民に同省の魅力を知ってもらい、友好を深める機会にしようと、同省の文化や伝統工芸などを紹介する物産展が7日午前11時~午後5時、南海和歌山市駅前広場で開かれる。同省のメディアグループ「大衆報業集団」(大衆日報社)と省人民対外友好協会が主催。

物産展には、①孔子文化展示②文化グッズ③伝統工芸体験④伝統衣装体験⑤山東省観光情報紹介⑥パンダ情報――の6ブースを設ける。

儒家の始祖、春秋時代の思想家である孔子は同省曲阜の生まれ。孔子のフィギュア、絹本の『論語』『論語読本』などを展示する他、世界遺産である曲阜の孔子ゆかりの史跡「三孔」、観光名所の「尼山聖境」などの資料を見ることができる。

文化グッズは、琉璃、魯刺繍などの工芸品、陶磁器などを展示。拓本や『論語』の模写などの実演を行い、馬面スカートやチャイナドレス、漢服などの伝統衣装も展示する。

午前11時から開幕式があり、主催の大衆報業集団や省政府関係者の他、駐大阪中国総領事館や県、県日中友好協会などからの来賓も集まり、テープカットなどを行う。

同社は、1939年1月に創刊し、中国新聞業界で最も長い継続発行期間と最多の発行部数を持つ政党機関紙「大衆日報」を母体とし、「斉魯晩報」など新聞9紙、「青年記者」など雑誌4誌、「半島ネット」など8のウェブサイト、「ポスターニュース」など8のニュースクライアントを所有するメディアグループ。両県省の友好提携40周年記念事業の一環として、同社と和歌山新報社は両県省民の交流に資する情報発信などで協力する内容の覚書を締結している。

今回の物産展は、節目の年の掉尾を飾るものとなる。