夢や目標に向かって 和歌山大に1177人が入学

大学での決意を述べる代表者たち
大学での決意を述べる代表者たち

和歌山大学(和歌山市栄谷)の入学式が5日、同市手平の和歌山ビッグホエールで行われ、学部生と大学院生の計1177人が、大学生活への期待を胸に新たな一歩を踏み出した。

式典では本山貢学長が「それぞれの夢や目標に向かって一歩一歩進んでいけることを心から願っている。その可能性を最大限に発揮できるよう、全力で支えてまいります」と式辞を述べた。

その後、各学部と大学院の代表者がそれぞれ、「入学する仲間との出会いを大切にし、勉学やクラブ活動など、大学生活を全力で取り組んでいきます」などと決意を話した。

経済学部の東結菜さん(19)は「サークルなどを楽しみながらも、税理士になれるよう、勉強を頑張りたい」と笑顔。母親の尚美さん(57)は「勉強を頑張る姿をずっと見てきたので、これからはキャンパスライフを謳歌(おうか)してほしい」とエールを送っていた。

中国内モンゴル自治区からの留学生、李想(リ・ソウ)さん(24)はSNSで見た日本の風景に魅力を感じ、母国の大学で日本語を専攻後に和歌山大学経済学研究科に入学。「日本の友達をつくったり、経済の専門的な知識を身に付けたりしたい」と意気込んだ。