万博で大活躍 マルトミレンタの階段昇降機

使い方を教える冨田代表取締役㊧(同社提供)
使い方を教える冨田代表取締役㊧(同社提供)

福祉介護機器の販売やレンタルをする、㈱マルトミレンタ(和歌山市井戸)福祉介護事業部マルトミケアハートの階段昇降の介護商品が、開催中の大阪・関西万博のポーランド館で活躍している。

商品は、車いすに乗る人が階段を昇降するための介護を手助けする可搬型階段昇降機「らく段」。クローラー式でバッテリーが搭載され、介護者1人でスムーズに人を昇降することができる。折り畳み式でコンパクトに収納可能。同社は全国で展開しており、これまでに約400台を出荷している。

同館でエレベーターの修繕が必要になったため、4月12日から1カ月間、レンタルで2台が稼働している。12日の納品には、同館の職員らに同社の冨田博文代表取締役(66)が使い方を教えた。立ち会った職員からは「とても快適」「素晴らしい」などの感想が聞かれ好評だった。

冨田代表取締役は「万博でお役に立ててうれしい。他のパビリオンや、万博以外のアパートやマンションなどでも広くお使いいただき、車いすを使う方や介護者の手助けになれば」と話している。