保険で健康増進サポート SOMPOひまわり生命

保険の必要性を話す黒須統括部長
保険の必要性を話す黒須統括部長

SOMPOひまわり生命保険㈱(東京都千代田区)で、ことし4月から和歌山、奈良、京都、滋賀を担当する黒須貴宏関西第二統括部長(48)が7日、和歌山市福町の㈱和歌山新報社を訪問し、着任を報告した。黒須さんは「生命保険は『何かあったときの』という印象が強いが、その前に健康をサポートするような保険の大切さを伝えていきたい」と話した。

黒須さんは大学卒業後、1999年に同社の前身であるINAひまわり生命保険㈱に入社し、鹿児島支社長や本社広報部長などを歴任した。

近畿での勤務は初めてとなるが、ボランティアに興味があり、19年から毎年、個人でみなべ町の梅農園の梅拾いに参加してきた。「梅拾いで後継者不足や農家の方の苦労など多くのことを勉強させてもらった。和歌山は皆さん親しみやすく、親切な方が多い」と話す。

主力商品は健康を応援する機能を組み込んだ保険で、喫煙をやめたり、生活習慣が改善されたりすると保険料が割安になる機能を付加。同社が国内で先駆けて展開してきた軽度認知障害を保障する商品や、唾液でがんのリスクが調べられる、がん早期発見の支援サービス、毎日の歩数記録を管理し、過去の健康診断結果から同社の独自AIが健康リスクを予測するアプリを開発するなど、さまざまな商品やサービスを展開している。

黒須さんは入社後間もなく、胆管がんで53歳の母親を亡くした。何事にも我慢強い性格で、がんが見つかった時には進行しており、「早期発見を手助けできなかったことを今でも悔やむ」という。

「自分から将来の死や病気を想像して保険に入る人はまだ少ない。保険も健康も目に見えず必要性は感じづらいものです。私たちで必要性を喚起し、県民の皆さまにはその人に必要な保険でしっかり備えていただき、病気を予防してもらいたい」と話した。