紀美野で初の被害確認 クビアカツヤカミキリ

和歌山県は2日、梅や桃、桜などの内部を食い荒らす特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害を紀美野町内で初めて確認したと発表した。県内で被害が確認されたのは16市町となった。

6月30日、「クビアカツヤカミキリの成虫に似た虫を捕まえた」と住民から町に通報があり、7月1日に県海草振興局職員が確認したところ、雌の成虫と判明。成虫が見つかった周辺の樹木の調査で、スモモ1本の被害が確認された。

県は、被害を受けた木をネットで覆う処置をし、今後、伐採、処分する。町と協力し、被害が確認された地点から半径1㌔圏内にある桜、梅、桃、スモモの木を全て調査する。