片男波に海上アスレチック　スリル満点の新名所

兵庫県淡路島、滋賀県、沖縄県など全国で人気を集める海上アスレチックが和歌山市にも初登場。和歌浦南の片男波海水浴場に「ＡＱｕａＬｏｏＰ（アクアループ）」が５日オープンした。８月３１日まで。

アクアループは海に浮かぶ全周約１３６㍍の巨大なビニール製遊具。高さ５・５㍍から海へ豪快にダイブするスーパービッグスライダー、トランポリン、スリル満点のターザンロープなど海上に連結した２１種類のアトラクションが楽しめる。

手がけたのは、同市新生町の不動産業㈱Houseland井上芳晃社長。「和歌山市の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらい、地元を盛り上げたい」と、地域と連携しながら準備を進めてきた。

開場前にオープニングセレモニーが開かれ、尾花正啓和歌山市長、和歌浦地区連合自治会、和歌浦漁協などの関係者が出席し、安全祈願祭とテープカットを行った。

井上社長は「この場所が子どもから大人まで思いっ切り楽しめ、笑顔あふれるスポットになることを願っている」とあいさつ。

アロハシャツ姿の尾花市長は「和歌山市が誇る海水浴場に新たな魅力が加わり、大変うれしく思う」と喜んだ。

安全祈願祭では和歌浦天満宮の小板政規宮司が神事を行い、参加者は砂浜に設けられた祭壇に玉串をささげて手を合わせた。

井上社長は「期間中、１万８０００人の集客を見込んでいる。安全第一を徹底していく」と話した。

友人６人と体験に来た同市の田端宏規さん（３４）は「和歌山市に新しい遊びスポットができてうれしい。全アトラクションをクリアしてくる」と笑顔だった。

利用は５０分間の交代制。料金は６～１５歳が平日１８００円、土・日曜・祝日・お盆は２２００円、１６歳以上が平日２９００円、土・日曜・祝日・お盆は３３００円。

５歳以下は入場不可、１０歳以下は保護者（２０歳以上）同伴、身長１１０㌢以下利用不可。詳細、チケットの購入はアクアループ公式ホームページ。