初のコンサート盛況 和歌山「第九」合唱団

華やかなステージで観客を魅了(十番丁西本写真館提供)
華やかなステージで観客を魅了(十番丁西本写真館提供)

ことし2月に誕生した、和歌山「第九」合唱団(西岡敦子団長)は5日、初の演奏会「2025年夏のコンサート~Memorial~」を和歌山市の和歌山城ホールで開いた。

毎年年末にベートーベンの「交響曲第9番」を歌い続け、昨年50年余りの歴史に幕を下ろした県第九合唱団。「これで終わりにしたくない」、「まだ歌い続けたい」という元団員や有志らが集まり、新たにスタート。

初のコンサートには76人のメンバーが出演した。

第一部では、歌詞に沿って、であいのりこさんが撮影した風景写真を投影し、混声四部合唱「紀の川」を歌い上げた。

第二部では、バイリニストの寺下真理子さん、ピアニストの上野絵理子さんと合唱団が共演し、華やかなステージで観客を魅了。

指揮の瀬優佳さんは「客席で聴いてくださる人、メンバーの届けたい思いが一体となり、幸せな時間を共有できました。このステージの感動を励みに次の第九に向かいます」と話した。

同合唱団は12月27日、県民文化会館で澤和樹さん指揮、千里フィルハーモニア・大阪の演奏で第九公演を開催予定。8月から練習を開始する。