上位入賞目指す 慶風テニス部インターハイへ

慶風高校テニス部の皆さん
慶風高校テニス部の皆さん

慶風高校(和歌山県紀美野町、田原洋子校長)の硬式テニス部は、男子シングルス、女子はシングルスとダブルス、団体で、5月31日~6月2日に開かれた県高校総合体育大会で優勝し、7月28日から広島県で開催される全国高校総体(インターハイ)の出場を決めた。選手らは試合に向け、日々練習に汗を流し、沢英樹監督は「ことしの層は厚い。団体で全国ベスト8も狙える」と意気込む。

テニス部には男子2人、女子10人が所属。沢監督は「練習量を多くこなすことで自信がつく」といい、選手は一日6時間以上の練習や練習試合をこなし、基礎体力やメンタル、人間力を鍛えている。

同校のエースで男子シングルスに出場する1年生の岡部世南さんは、185㌢の高身長を生かした高い打点から打ち出されるスピードあるサーブが武器。サーブで主導権を握り、得意のバックハンドストレートの展開に持ち込む。

「相手から来ている球に合わせて展開を考えていると間に合わない。試合で実力を出せるよう、練習からこつこつすることが大事」と、常に先の展開を意識した練習に励み「全国は苦しい戦いになると思うが、自分の目指すテニスで、みんなに応援されるプレーをしたい」と意気込んでいる。

女子のエースで3年生の坂井心優さんは、シングルス、ダブルス、団体に出場。スピードのあるサーブで相手のミスを誘い、深いストロークをためらいなく打ち、ポイントを狙う。ボールを捉えるテンポが早く相手のタイミングを崩す。インターハイまでにポジティブに考えられるメンタル面を鍛えるのが課題だといい「気持ちを強く持ち、ダブルスでは積極的に攻撃する。高校最後の年だから悔いのないよう全力を出し、一つでも多く勝てたら」と気合十分。

3年生の服部未奈主将は、3年生が主体でメンバーは試合経験も多いといい「試合でいつも通りを出せるのがすごいこと。選手が全力を出せるように、練習しやすい環境をサポートして支え、みんなで勝ちたい」と決意。沢監督は「ダブルスでまず勝つ。決めるところをきっちり決めて過去最高を狙いたい」と話している。

インターハイに出場者は次の皆さん。

【男子シングルス】岡部世南【女子シングルス】仲宗根サヤ、坂井心優【女子ダブルス】坂井心優、矢野ひまり【女子団体】巽日菜、西村紗和、坂井心優、仲宗根サヤ、矢野ひまり