6部門で力作そろう 第73回市展がスタート

和歌山市などが主催する第73回市美術展覧会(市展)が18日、同市七番丁の和歌山城ホール展示室で始まった。
ことしは洋画、日本画、書道、写真、彫塑、工芸の6部門に230点の一般応募があり、入賞と奨励賞に各21点、入選に136点が選ばれた。
3会期に分けて展示。23日までの「書道・工芸」では123点、25日から30日までの「日本画・写真」は125点、8月1日から6日までの「洋画・彫塑」では116点を展示する。
日頃から書作品を鑑賞するのが好きだという同市湊通丁南の河内勉さん(76)は、「自分でも筆を買ったり写経をしたりしている。好きな書を見ると落ち着く」と笑顔。アートフラワーを習っていたという同市新堀東の女性(72)は「作品を鑑賞することが好き。どれもすてきです」と話していた。その他、「来年は自分も洋画や彫塑などを出したい」と話す男性もおり、多くの人が来場していた。
午前10時から午後5時まで。各会期中の日曜日にはギャラリートークがあり、審査員が展示作品の解説を行う。来場者の質問や相談も受け付ける。
表彰式は8月3日午前10時から、同ホール4階の大会議室で行われる。
問い合わせは同ホール(℡073・432・1212)。