家で介護予防 県がシニアエクササイズ動画
和歌山県はこのほど、和歌山大学の協力のもと「わかやまシニアエクササイズ」をアレンジした動画を作成し、動画投稿サイトユーチューブで配信している。新型コロナウイルスの影響を考慮し、高齢者が自宅でできる介護予防を動画で紹介している。
わかやまシニアエクササイズは2004年度に県と同大が共同で開発した約1時間の介護予防プログラム。県内各地の通いの場で約9000人(約400グループ)が実践している。
今回の動画は同エクササイズを考案した同大教育学部の本山貢教授が監修し、約20分間にまとめた。
運動は、ゆっくりと動かす部分を意識する準備運動(約2分)と柔軟性を高めるためにリラックスした状態で行うストレッチ運動(約2分)、動作を止めないようにゆっくりと動かす筋力トレーニング(約8分)、「あしたへとStayHome Ver.」のリズムに合わせて動かすステップ運動(約8分)がある。
動画では本山教授と県マスコットキャラクターのきいちゃん、和歌山大学マスコットキャラクターのわだにゃんが登場し、運動を解説している。
県の長寿社会課は「家族や友人と一緒に活用していただき、運動不足や体力低下の解消、介護予防などの健康維持に取り組んでほしい」としている。
動画は同課のホームページから見られる。