ランチ注文で飲食店応援 海南の企業が推進
新型コロナウイルスによる影響下で、地元の飲食店を楽しみながら応援しようと、屋外照明やLEDサインを手掛ける㈱タカショーデジテック(和歌山県海南市南赤坂、古澤良祐代表取締役社長)では、地元飲食店のテークアウトメニューを昼食に食べる「BUY,EAT LOCAL」に取り組んでいる。
11日から始めた同社独自の取り組み。厳しい状況にある飲食業界にできることはないかと考え、月、水、金曜日のランチにテイクアウトメニューが食べられる「BUY,EATLOCAL DAY」を設定した。社員は前日までに注文を申し込むと、さまざまな店舗のテークアウトメニューが食べられる。
飲食店は正規の値段で販売。500円までは各社員が負担し、それを超えた分の金額を会社が補助する。複数の社員が注文することで通常より大きな収益にもつながる。社員には昼食を食べない人もいれば、弁当を持参する人もいるため注文は自由。おいしいものを食べて、新しい店を知る楽しみとして、互いに無理なく続けられる仕組みを考えていき、他の企業にも広まってほしいと願っている。
古澤社長は「1社でできることは限られる。もっといろいろな企業で取り組んでもらって『まちの社員食堂』ができたら」と話していた。