瀬川瑛子さん知事訪問 肝炎の検査呼び掛け
厚生労働省が推進している「肝炎総合対策推進国民運動事業」の啓発活動の一環で、「知って、肝炎プロジェクト」のスペシャルサポーターを務める演歌歌手の瀬川瑛子さんが9日、県庁の仁坂吉伸知事を訪問し、肝炎ウイルス検査の必要性や肝炎の早期発見、治療の重要性を訴え、協力を呼び掛けた。
瀬川さんは、同国民運動特別参与である俳優の杉良太郎さんと親交が深いことから活動に協力。仁坂知事の前で杉さんのメッセージを力強く読み上げた。
メッセージで杉さんは、肝炎対策に関わるようになったのは、妻の演歌歌手・伍代夏子さんがC型肝炎を患ったことがきっかけであると明かし、肝炎治療が劇的に進歩していること、早期の検査、治療により肝硬変や肝がんを防ぐことができることを強調。肝炎ウイルス検査を受け、治療に向けて家族や職場で支え合うことを呼び掛けた。
瀬川さんは「一人でも多くの人に早期の検査、治療を受けてもらい、和歌山をはじめ全国民に素晴らしい人生を送っていただきたい」と話し、仁坂知事は「瀬川さんのような有名人の発信は大変効果が高い。私も近いうちに検査に行く」と応じていた。
現在、各保健所や協力医療機関では、無料でB型・C型肝炎ウイルス検査を受け付け、肝炎治療に対する心配事や医療費の助成制度などについての相談会も行っている。