受動喫煙の防止へ 2団体が県に条例制定要望
全国各地で受動喫煙防止条例の制定を目指す 「スモークフリーキャラバンの会」 (東京都、 平間敬文会長) は22日、 同条例を和歌山でも制定してもらおうと、 仁坂吉伸知事に要望書、 県議会の新島雄議長に陳情書を提出した。 市民団体 「たばこ問題を考える会・和歌山」 (畑中孝之代表世話人)と連名。
この日、 県庁を訪れた両会のメンバーら約10人は、 昨年全国で初めて神奈川県が公共施設内の受動喫煙防止条例を施行したことから、 「和歌山県内でも同様の条例を施行してほしい」 と要望。 畑中代表世話人(66)は、 一日50本のたばこを13年間吸い続けた結果、 声帯にがんができて苦しんだ経験を振り返り、 「自分と同じ思いを人にしてほしくない」 と力強く訴えていた。
スモークフリーキャラバンの会は17日に横浜市を出発し、 23日の神戸市まで全国9府県を回った。