来春、和歌山市に「第二こじか園」開園

 知的障害児通園施設「こじか園」(和歌山市上黒谷)を運営する社会福祉法人一麦会(田中秀樹理事長)は、移転した市立杭ノ瀬保育所の旧園舎(同市田尻)を市から購入し、来春「第二こじか園」(定員30人予定)を開園する。同会は12月10日、同市手平の和歌山ビッグ愛大ホールでチャリティーコンサートを開き、購入資金などの協力を呼び掛ける。

 同会によると、市では毎年100人前後、障害のある子どもが見つかるが、市内に通園施設が2園(合わせて定員60人)しかないため、不足している状態だという。同会は「子どもたちが適切な療育を受け、友達と一緒に毎日生き生き過ごす通園施設づくりにご協力ください」と呼び掛けている。

 コンサートでは、ピアノ、バイオリン、コントラバスのトリオ「Wa.corda(ワ・コルダ)」が約2時間演奏する。午後2時開場、2時半開演。料金は大人1000円、中高生800円、子ども500円。チケットはこじか園で販売中。問い合わせは同園(℡073・462・2895)へ。