閉校する大崎小で最後の卒業式
本年度で閉校する海南市下津町大崎の市立大崎小学校 (谷口裕保校長) で19日、 最後の卒業式が行われ、 児童3人が学びやを巣立った。
同校は明治9年7月29日に開校。 少子化などの影響で児童数が6人にまで減少し、 136年の歴史に幕を閉じることになった。
式は体育館で行われ、 保護者、 学校関係者、 区長ら約30人が見守る中、 卒業生の野口正樹君 (12)、 山中健吾君 (同)、 後藤明日加さん (同) の3人が入場。 谷口校長 (56) が卒業証書を手渡した。
谷口校長は 「学校の思い出を糧とし、 自分の可能性を信じ、 大崎っ子として頑張ってほしい」 とエール。 育友会長の山中誠也さん (48) が 「勇気、 知恵、 優しさを持った大人になって」 とあいさつした。
また、 5年生の武田圭矢君 (11)、 西川萌々果さん (10)、 3年生の野口力君 (9) の3人から、 卒業生にお祝いの言葉とチューリップが贈られた。 「別れの言葉」 では、 在校生が4月からの思い出を振り返り、 卒業生は 「肝試しや飯ごう炊さんをしたり、 いっぱい楽しいことがあった」 「うれしい時も悲しい時も一緒だった」 「友達は一生の宝物です。 ありがとう」 とそれぞれ気持ちを伝えた。
閉校イベントとして、 25日午後1時から閉校式 (市教委主催)、 2時から記念行事 (育友会・区主催) が行われる。