職員3000人体制実現へ 和歌山市人事異動

 和歌山市は23日、 4月1日付発令の平成24年度人事を発表した。 局長級の異動は8人 (うち昇任2人) で、 5年ぶりの配置となる市理事に森井均市長公室長が就任する。 異動規模は909人 (前年度884人)、 うち昇任は227人。 この異動で職員数は前年度比74人減の2989人となり、 大橋市政が行財政改革の一貫で削減目標としてきた職員3000人体制が実現する。

 異動の級別内訳は、 部長級35人 (昇任8人) ▽課長級85人 (27人) ▽副課長級83人 (34人) ▽主務班長級143人 (55人) ▽班長級206人 (49人) ▽一般349人 (52人) となっている。
 組織改編は、 局制度を導入した19年度以来の大規模なもの。 理事の配置は、 複数の行政分野にまたがる課題に効果的に対応するためで、 業務の調整などを行うとしている。

 防災などの危機管理体制を強化するため、 危機管理部を局に格上げし、 人員も20人から31人に増員。 消防局消防総務課に、 消防団の活動を支援する 「消防団班」 を設置する。

 健康福祉局を健康局と福祉局にそれぞれ独立させ、 福祉局内には子育て支援強化のための 「こども未来部」 を、 同部内には 「子育て支援課」 を新設する。

 建設局とまちづくり局に分かれていた道路・街路事業を、 建設局内の 「道路部」 に集約し、 「道路政策課」 を新設。 平成27年開催の 「紀の国わかやま国体」 に向けては、 国体推進課を2班体制にし、 職員を6人から13人に増員する。

 今回の改編で局1増、 部2減、 課4減の、 12局28部120課の体制となる。